第2期 BRAVE 2017 Spring レポート

1.BRAVE 2017 Spring 開催概要

第2期BRAVEアクセラレーションプラグラム2017Springは2017年4月よりスタートしました。前回、第1回BRAVE2016Winterに引き続き、技術シーズ/ベンチャー企業に特化したプログラムを開催し、産業界/学術界等様々な業界の方より高評価をいただきました。

約50チームの応募数だった前回に比べ、今回は66チームからの応募をいただき、審査を経て15チームの技術系シーズ/ベンチャー企業がプログラムに参加しました。参加チームの事業内容は、医療機器、創薬バイオ、AI、エレクトロニクスなど高度な技術をベースとしたものが中心でした。

2か月に渡る各業界の専門家からのメンタリングと研修プログラム、それに付け加え、今回は、同じくBRAVEにて運営されるイノベーションリーダーズプログラム(以下、ILP)より、各業界から厳選された経験豊富なメンバーが実際にチームに参加し、共に事業計画を練り上げました。全チームは、長期にわたりビジネス感覚を鍛え挙げたのち、2017年6月19日ピッチコンテストに挑みました。

高度な技術に基づくユニークなシーズ/企業が揃い、入賞チームの選考は難航しましたが、厳正な審査の結果、起業前部門では内視鏡画像人工知能診断プロジェクト、企業部門で株式会社イノテックが最優秀賞に輝きました。

2.BRAVE 2017 Spring 結果

起業前部門

■最優秀賞

内視鏡画像人工知能診断プロジェクト
(検診センターで撮影された大量の内視鏡画像の診断サポートシステムを開発する)

Instalimb
(フィリピン等にて、3Dプリンタを用いて低価格な義足を開発・販売する)

■優秀賞

プレッパー
(質量顕微鏡を用い、ある基準に基づき目的の微生物を選び出す方法を開発する)

企業部門

■最優秀賞

株式会社イノテック
(関節症等をカバーする自動定量化診断支援システムのクラウド化確立を目指す)

■優秀賞

株式会社セルファイバ
(「生きた細胞」を用いて次世代の繊維素材を作る、細胞ファイバ技術を開発する)

■準優秀賞

インターナショナルメディカル株式会社
(うつ病や不安障害のアセスメントと治療の最適化を支援するオンラインツールを開発する)

特別賞

■ライフサイエンス賞

[LINK-JよりGlobal partnering Conference招待権提供]

プレッパー

■PR Times賞

[PR TIMES 利用権提供]

スペースマジック株式会社
(九工大を中心に、再利用可能な宇宙機開発、またその運用を行う)

■TECH LAB PAAK賞

[TECH LAB PAAKの会員権提供]

内視鏡画像人工知能診断プロジェクト

■IBM BlueHub賞

起業前:[テクニカル・メンタリング、IBM本社へのご招待]

Instalimb

企業:[Watsonも使えるIBM Cloud(Bluemix)の無償提供]

インターナショナルメディカル株式会社

■正林国際特許商標事務所賞

[100万円の知財調査権]

PLANT DATA JAPAN株式会社
(植物の光合成機能の活性を計測するパラメーターの開発と自動計測装置の実装を目指す)

■EVONIK賞

[サッカー日本代表香川選手サイン入りTシャツ]

ECOLOGGIE
(新たな魚粉代替飼料原料として、昆虫コオロギを主要原料とする幼魚飼料を開発する)

■Beyond Next Ventures賞

[500万円の出資を受ける権利]

内視鏡画像人工知能診断プロジェクトGMS
(高特異性抗体創製技術や高効率な抗体分離精製技術をもった独自の手法を開発する)

3.まとめ

2回目の開催となったBRAVE 2017 Springでは、既存の社会リソース・インフラを活用しつつ、新技術の力でトレンドの変化を起こすプロジェクトが数多く登場しました。成熟した社会、産業にフィットしたスタートアップの今後の活躍に目が離せません。